ユネスコ創造都市やまがた

第29回 Creative Café|山形の映像作家特集〜ドキュメンタリー編〜(12月26日)



 

山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された経験のある山形在住のドキュメンタリー映像作家2名の作品を上映します。午前の部は、岡崎孝監督の『平成から令和への道すがら、私が見たものは・・・』(2020/59分)、午後の部は佐藤広一監督の『世界一と言われた映画館』(2017/67分)を上映します。

各回ともにゲストトーク付きでの上映となります。ぜひご参加ください。

 

 

2020 12月 26日(土)

午前の部 『平成から令和への道すがら、私が見たものは・・・』 10:30 上映開始

午後の部 『世界一と言われた映画館』 13:30 上映開始

 

山形まなび館 多目的ルーム(山形市本町1丁目5-19)

お車でお越しの方へ

大変恐縮ですが、近隣の有料駐車場をご利用ください。

 

参加無料

 申込先着順(各定員 20名)

 

無料でご参加頂けますが、事前に申し込みが必要となります。参加を希望する方全員の氏名、住所、連絡先(携帯電話番号)を明記の上、ご希望の日時を下記電子メールまたはお電話にてお申し込みください。

*申し込み先着順のため、日時のご希望に添えない場合がございます。予めご了承ください。

電子メール creative-yamagata@city.yamagata-yamagata.lg.jp

電話 023-641-1212 (内線 769)山形市文化振興課まで

 

!新型コロナ感染症対策のため、ご協力をお願い致します!

 参加者の方は事前の検温をお願い致します。受付にて確認いたします。

鑑賞会当日は、マスク着用の上、咳エチケットへのご協力をお願い致します。

 施設から感染者が確認された場合、保健所へ情報提供する必要があります。個人情報は、新型コロナウィルス感染拡大防止以外の目的には利用しません。

 発熱など、体調不良のある方は、ご来場をお控えください。

 新型コロナウィルス感染症の状況によって、イベントが開催できない場合がございます。その際には、お申し込み頂いたメールアドレス又は電話番号に開催中止の連絡をさせて頂きます。予めご了承下さい。

 


  岡崎 孝 監督 『平成から令和への道すがら、私が見たものは・・・』


《プロフィール》

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011の東日本大震災復興支援プロジェクトともにあるCinema with Usで上映された「私たちにできたこと できなかったこと」がデビュー作。第4作「防災やりたい!彼女たち」は渋谷BOSAI Fes‘(東京都渋谷区主催)などで公開された。この2作品は、山形国際ドキュメンタリー映画祭311ドキュメンタリーフィルムアーカイブに登録されている。今年夏、コロナ禍に焦点を当てた最新作「山形でカミュと一緒にアマビエに祈る」が完成した。山形市在住。

《あらすじ》

平成から令和へと時代は移った。それがどうした!と反発、あるいは無視する意見もある。だが、その反発、無視ですら、日本に住んでいる以上、元号が変わったことに影響されて生じた心理かもしれない。この作品は、平成30(2018)年から令和2(2020)年にかけて、さまざまな「平成最後の」「令和最初の」に注目して製作したドキュメンタリー映画だ。山形、福島、宮城、岩手などの東北各地、さらに北海道、新潟、東京などを訪ね歩いて撮影しながら思ったことは、元号が変わったことで、前の元号の時代に起きたことが「過去」になりつつある、という事実だ。例えば東日本大震災。被災者にとっては、まだ発生から10年も経っていない、まさに「今」なのだ。それが「平成史」という歴史の中に押し込められてしまうのではないか。ましてや昭和の戦争は、「前の前の元号」に起きた遠い出来事になってしまうのではないか。ちなみに作品の題名は、お気付きの方もいるかもしれないが、山形国際ドキュメンタリー映画祭2019のオープニングで上映された『富士山への道すがら、わたしが見たものは』(ジョナス・メカス監督)を観た瞬間、彼に対するリスペクトとともに、ヒラメイタものである。

『平成から令和への道すがら、私が見たものは・・・』より

 


  佐藤 広一 監督 『世界一と言われた映画館』


《プロフィール》

山形県出身。1998年、第20回 東京ビデオフェスティバル(日本ビクター主催)にて、短編映画「たなご日和」 でゴールド賞を受賞。監督作に「隠し砦の鉄平君」(06年)、Webドラマ「まちのひかり チェーズーベー」(20年)主演:庄司芽生(東京女子流)がある。ドキュメンタリー映画「無音の叫び声」(16年/原村政樹監督)、「おだやかな革命」(17年/ 渡辺智史監督)、「YUKIGUNI」(18年/渡辺智史監督)では撮影を担当。監督作である「世界一と言われた映画館」(ナレーション:大杉漣)が2019年に全国公開。

《あらすじ》

40年前、この映画館が酒田に存在していたことの奇跡
「世界一」と謳われた映画館にまつわる、証言集(トリビュート・フィルム)

上映ベルの代わりにジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」が流れると、真っ暗な世界で大好きな映画が始まる……。「西の堺・東の酒田」と称された商人の町・山形県酒田市に、映画評論家・淀川長治氏が「世界一の映画館」と評した伝説の映画館、グリーン・ハウスがあった。回転扉から劇場に入ると、コクテール堂のコーヒーが薫り、バーテンダーの居る喫茶スペースが迎える。少人数でのシネサロン、ホテルのような雰囲気のロビー、東京でもまだなかった様々な設備やシステムを取り入れ、多くの観客を魅了した。だが、多くの家屋や人々に被害をもたらした1967年の酒田大火の火元となり、グリーン・ハウスは焼失してしまう。それから40年余りの時を越えた今、「ムーンライト・セレナーデ」が流れるあの場所へかつて集った人々が、煌めいた思い出をもとに言葉を紡いでいく……。急逝した名優・大杉漣氏のナレーションにのせて贈る、忘れ難い場所を心に持つ人々の証言集。

 

『世界一と言われた映画館』 予告編

 

世界一と言われた映画館』 公式ホームページ

 

主催:山形市創造都市推進協議会(山形市役所文化振興課内)

『世界一と言われた映画館』作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭

詳しくはこちらからお問い合わせください。

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