ユネスコ創造都市やまがた

やまがた創造都市国際会議2022

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概 要

「やまがた創造都市国際会議」は、これまで国内外の創造都市担当者や映画関係者を招き、映画や創造都市をテーマとしてシンポジウムを開催し、映像文化が有する創造性や可能性、都市の未来について考えてきました。今年度は、「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」(以下Q1)の完成(2022年9月1日)に合わせ、Q1を会場にオープニング期間の事業の1つとして開催しました。

創造都市の拠点形成やデザインと映画のチカラの相乗効果によりどのように持続可能な都市の発展に活用するか等をテーマに、ユネスコデザイン創造都市である神戸市、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)とユネスコ映画創造都市ブラッドフォードと連携し、当該会議を実施しました。その様子をアーカイブ配信にてお届けします。

第1部 創造都市拠点施設対談「KIITO×Q1」


第2部 事例発表「映画×山形」


第3部 ディスカッション「デザイン×映画〜創造性の相乗効果〜」


パネリスト

馬場 正尊 氏(株式会社Q1代表)

1968年生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。2003年Open Aを設立。建築設計、都市計画、執筆などを行い、同時期に「東京R不動産」を始める。また、山形市が2017年、ユネスコ創造都市ネットワークに映画分野で加盟したことをきっかけに、2019年から山形市立第一小学校旧校舎を創造都市の拠点として再整備する事業『Q1プロジェクト』を始動。本プロジェクトを遂行するため、2020年に株式会社Q1を設立し様々な活用実験を行っている。建築の近作として「泊まれる公園 INN THE PARK」(2017年)、「佐賀城内エリアリノベーション」(2018年)など。近著に『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』(学芸出版社、2015)、『公共R不動産のプロジェクトスタディ』(学芸出版社、2018)など。

近藤 健史 氏(デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)シニアマネージャー)

大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士後期課程修了。同大学院助手、大阪成蹊大学芸術学部総合教育研究支援センター研究員を経て、2012年からデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)勤務。「+クリエイティブ」をコンセプトに社会的課題の解決を目指すさまざまな活動や、レクチャー、ワークショップ、展示などの企画運営を行う企画事業部のマネージャーを務める。

篠原 哲雄 氏(映画監督)

1962年東京都出身。明治大学法学部卒。根岸吉太郎、金子修介、森田芳光、中原俊、等々の監督の助監督をつとめる傍ら、自主制作映画もはじめ、「RUNNING HIGH」がPFF’89にて特別賞を受賞。その後も助監督を続けながら制作した16ミリ作品「草の上の仕事」が93年に神戸国際インディペンデント映画祭でグランプリを受賞。96年、「月とキャベツ」が初の劇場用長編作品となる。2008年には藤沢周平原作の時代劇「山桜」など、様々なジャンルの作品を手掛け、2018年公開の「花戦(いく)さ」では、第41回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。2011年に公開された「小川の辺(ほとり)」では、山形市で撮影を行っている。

ルイーザ・ローズ・マックルストン 氏(映像制作者/助監督/Northern Fortress Films代表)

ブラッドフォードに拠点を置く映像製作者兼助監督。ここ数年は主に HETV のドラマや映 画で助監督として働いている。2021年1月にNorthern Fortress Filmsというフィクション、ノンフィクションを問わず、社会意識の高い北部のストーリーを伝えることに焦点を当てた独立プロダクションを設立。最近では、映画と映画業界でのキャリアを通じて社会的変化をもたらすという彼女の活動が評価され、Virgin Money Foundation Young Change Maker Fellowship が授与された。また、スクリーン・ヨークシャーの FLEX プログラムでは、ディレクターとして、マルチプラットフォーム、アジャイルアプローチによるストー リーテリングといった手法のテレビシリーズを開発している。

デビッド・ウィルソン氏(ユネスコ映画都市ブラッドフォード・創造都市ディレクター)

デビッド・ウィルソン氏は、創造都市の発展に関する英国ユネスコ国内委員会の専門アドバイザーとして、過去10年にわたり、ユネスコ創造都市ネットワークへの参加を申請する多くの候補都市に指導と支援を提供。詳細はこちら(英文) 文化プログラムにおいて長いキャリアを持ち、国連2030アジェンダと国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実践に関連した持続可能な開発のための推進力としての文化と創造性の活用について深い知識を持つ。青島映画アカデミーの客員教授とブラッドフォード大学(英国)の映像学部のフェローを務めている。2019年5月には、中国社会科学院が発行する世界の映画産業の発展に関する年次刊行物「Blue Book of Film」の編集委員会の国際議長に任命され、2020年には同校の研究員に任命された。ブラッドフォード大学にて、持続可能な発展を支える創造産業への業績が認められ、名誉技術博士号を授与された。


主催:山形市、山形市創造都市推進協議会

助成:令和4年度 文化芸術創造拠点形成事業

協力:神戸市、デザイン・クリエイティブセンター神戸、ブラッドフォード市、やまがたクリエイティブシティセンターQ1

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